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株式会社ヤマハアイワークス【男女共同参画宣言事業所・団体の取組み紹介】

2012年08月03日

ヤマハ(株)グループ初の女性社長誕生!

ヤマハアイワークス佐野泰子社長

㈱ヤマハアイワークスは、1989年にヤマハ㈱の子会社として設立されました。「社員一人ひとりが仕事を通して自信と誇りを持つとともに、社会人として自立し、健全で安定した社会生活を営むことができるよう支援する」の企業理念の下、データ入力や封入、印刷、福利厚生に関する事務などを行う社員数45名(内障がい者36名)の会社です。1992年に特例子会社(*)に認定されました。
代表取締役の佐野泰子さんにお話を聞きました。
――ヤマハグループ初の女性社長に就任されましたが?
親会社のヤマハ㈱梅村社長は、日頃から「会社の経営には女性のならではの感性も必要」と言っており、ヤマハグループにおける女性社員の勤続年数は長く、年々女性管理職も増えております。今年6月に社長就任の話がありました。突然で驚きましたが、自分らしく、これまでの延長線でがんばってみようと思いました。ただ就任後の反響が大きく、責任の重さを感じております。
――社員の反応はいかがでしたか?
障がい者の雇用を促進する会社なので、私自身の経験や感性を職場環境に活かせ「女性が上司でうれしい」という声も聞きます。
――社長としての抱負は?
社員に生きがいを持って仕事をしてもらうために、全員が細かいことでも意見を言い合い、知恵を出し合い、20歳代から60歳代の年齢、性別、障がいの違いを認め合う職場づくりを目指します。私も社員に近い立場で一緒に仕事をしていきたいと思っております。また障がい者であっても、マネージメントの仕事を目指しモチベーションを高く持てるように応援していきたいと思っています。職場の雰囲気は家庭的ですが、時には口うるさい上司かも(笑)
佐野社長は明るく、楽しい話しぶりでしたが、社長就任の責任で緊張されている様子も垣間見られました。
(NPO法人あざれあ交流会議理事 下位桂子・髙部宗夫)
*特例子会社とは「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく障がい者雇用制度で、一定の要件のもとに子会社に雇用されている労働者を親会社に雇用されているものとみなす制度である。

〈2012年8月エポカ取材記事より〉

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