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地元のハンサムウーマン⑤~地域力を高める女性たち~河合あき子さん(湖西市消防団 女性分団 分団長)

2016年08月04日

河合あき子さん ★地域を守る!
20代はじめに結婚し、離婚を経験した。離婚後、実家に戻り父の助けをかり2人の子どもを育てながら、老人福祉施設で働いていた。施設で防災訓練を行うにあたり、もっと防災に関する知識を深めたいと思い、湖西市が募集していた女性の消防団員に応募したのがはじまりだ。消防団に加入してから約8年経ち、現在、20人いる女性分団の分団長を務める。
地域の企業や小学校等で救命講習、放水訓練や規律訓練などの他、団員の防災知識・技術力向上のための勉強会も行う。実際に災害が発生した時、素早く的確な対応ができるよう、組織体制や役割などについて気を配る。
消防団というと、まだまだ男の世界というイメージが強い。昨今、防災における女性の視点の大切さが唱えられている中、女性も積極的に防災活動に参加するためには、女性自身だけではなく、男性の意識を変えることが重要だと考える。
湖西市消防団 先日、北海道で開催された「全国女性消防団員活性化大会」に参加した。全国の女性消防団の活動事例発表や防災劇で刺激を受けた。湖西市でも女性消防団としてどのような動きができるか、大規模災害を想定した包括的な訓練を実施したいと考えている。また、女性消防団員が自治会や地域の方々と対話する場を多く作ることで、地域の防災意識を普段から高めたい。
約5年前、消防団で知り合った現在の夫と再婚した。夫はお寺の住職で、消防団長を務めた経験もある。地域の避難所になっているお寺は、同じく避難所になっている近所の小学校より海抜が高く、かつ松見ヶ浦(浜名湖)からも離れており、大津波が起きたときの住民の最後の砦だ。夫婦で共に地域の防災に力を注ぐ。