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NPO法人リプロダクティブヘルス研究会【男女共同参画宣言事業所・団体の取組み紹介】

2012年11月30日

しずおか妊娠SOSを受託
しずおか妊娠SOS

「高校生ですが妊娠してしまって」「夫ではない人の子を身ごもりました」等々、望まない妊娠をした方が気兼ねなく様々な相談をできるサイト「しずおか妊娠SOS」が、今秋10月3日オープンしました。週2回の電話相談(TEL055-941-5006 水曜日と土曜日の13:00~17:00)のほか、サイト内にメール相談窓口があります。相談業務を静岡県健康福祉部から委託されているのがNPO法人リプロダクティブヘルス研究会。会員は現在女性のみ34名で、助産師、看護師、保健師、養護教諭などの資格を持つプロフェッショナル集団です。同会は、何か社会の役に立つことはできないだろうかという思いから1999年に勉強会を発足、2004年にNPO法人として認証されました。「しずおか妊娠SOS」の運営のほか、性教育セミナーの開催、学校の性教育講座への講師派遣、調査・研究(平成23年度・24年度日本母性衛生学会で演題発表)、思春期健康相談室「ピアーズポケット」(県委託事業)で電話・メール・来所相談などの活動をしています。
ピアーズポケットは東部パレットを会場に水曜日13:00~17:00、土・日曜日10:00~17:00に実施。会員とピアカウンセラー(カウンセリングや性について専門の研修をした大学生)が思春期の相談を受けています。「妊娠相談も思春期相談も相手の話をじっくりと聞き、最終的に本人が自己決定できるよう支援するのが基本です。相談者が話しているうちに自分の気持ちを整理して行動の選択ができるよう手助けしています」「地域や家族の中で個人の孤立化が進み、身近な人に相談できないという人もいます。望まない妊娠で悩んでいる人が、今だけのことでなく将来の幸せを考え、納得のいく選択ができるように妊娠SOS相談に対応していきたいと思っています」と光本さんと松谷さん。匿名でも地元密着の確実な情報を得られるこのサイト、ぜひ周囲にお知らせ下さい。
→宣言内容(静岡県ホームページへ)