ちょっとe情報

静岡・摂食障害親の自助グループ ぬくもり【男女共同参画宣言事業所・団体の取組紹介】

2013年02月05日

2013年3月24日(日)13:30~ 摂食障害の講演会を企画(会場:あざれあ)

「ぬくもり」は毎月第2木曜日午後に例会を開いています。現在会員数は32名。20代~30代の摂食障害の子を持つ母親が中心です。代表の水谷澄子さんに会の活動についてうかがいました。

――県内各地の参加者のため静岡県の真ん中、静岡駅から歩いていける「あざれあ」で例会を持っています。摂食障害の家族同士が、自分の悩みや思いを分かち合いながら、各々の成長と回復をめざしています。この病気に対して家族はどう向き合ったらいいか考え、自分自身の問題に気づいて学びあう会です。例会は安心して正直に自分の悩みを話せる場所です。お互いに聞く、話すを繰り返している間に気持ちが楽になったり、何か気づいたりして、辛い胸のうちがいつか癒されていることが実感できます。

摂食障害の原因・背景・経過は複雑で、たいていは家族中を巻き込む病気です。食べ吐きをしたり、拒食、過食をしたりするのは、根元に親の支配や生き方への疑問があることが多く、軋轢が生じます。子どもに対してマイナスの感情を爆発させないために、親だけの語らいの場が必要です。両親の不和も関係します。父親が仕事人間から脱却し、母親とともに家族関係を見直し、家族全員が腹を割って自分の気持ちを話すようになることで回復につながることがあります。

今回、静岡市こころの健康センターと共催で家族、当事者、教育関係者、医療従事者など多くの方を対象に摂食障害回復の道筋を考える講演会を企画しました。予約の必要はありませんので、ぜひご参加ください。

講演会:摂食障害―私の出会った人々 その葛藤と回復の日々

ぬくもり講演会日時:2013年3月24日(日)13:30~16:00
会場:静岡県男女共同参画センターあざれあ第1研修室
講師:大河原昌夫さん(精神科医・住吉病院副院長)
対象:この問題に関心のある方なたどなたでも
定員:88人
参加費:1,000円(資料代)
問合せ:ぬくもり代表水谷(TEL・FAX 054-278-0345)・こころの健康センター(TEL 054-285-0434)
ちらしPDFファイル

〈2013年1月取材〉

→「静岡・摂食障害親の自助グループ ぬくもり」のホームページへ
→宣言内容(静岡県ホームページへ)