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道の駅 掛川【男女共同参画宣言事業所・団体の取組み紹介 】

2013年04月11日

道の駅掛川全景道の駅掛川店内

 

 

 

 

 

 

 

道の駅掛川スタッフ 道の駅掛川は2005年春オープン。今年で8年目に入ります。開業当初から駅長を務めるのは河本功さん(63)。「現場にいるスタッフが運営について遠慮なく発言し、各自プロ意識を持って働いているのが道の駅掛川のパワーの素。いちいち会議を持つまでもなく、思いついた工夫やアイディアはその場で私のところに飛んできます。それを受けとめ、すぐ実行できるのは少人数の会社だからこそ。スタッフは物産センター担当が女性10人、男性4人、清掃部門が女性4人、男性2人と女性が大半。定期昇給、退職金もある職場なので辞める人が少なく、マニュアルに頼らない個人の経験や熟練が経営を支えています」と言います。
道の駅掛川は、生産者が持ち込んだ地域の農産物を手数料10%で販売するという形で地産地消を進めています。兼業農家が生産する小ロットの農産物が多く、野菜のそれぞれに生産者の氏名と電話番号が明記されています。誇りと責任を持って搬入された野菜は種類が豊富。安全、新鮮、で旨みがあり、売り切れるとその場で携帯に連絡を入れて持ってきてもらうこともあるほど。売上が振り込まれる口座も95%が女性の名義。定年後、農業を始める方も加わり、掛川市の耕作放棄地の増加を食い止めています。
物産センターのリーダーは粂田トキ江さん(63)。開業以来のスタッフで、仕事が楽しくて仕方がないと言います。「陳列の工夫で売り上げが伸びるんですよ。生産者に売れ筋野菜の作付のお願いをすることも。レジ以外の仕事もたくさんあって、仕事に夢中になって遅くなってしまっても、家に帰ると退職した夫が夕ご飯を作って待っていてくれてうれしいですね」。
女性パワー全開の「道の駅掛川」。平日もお客様があふれています。(エポカ101号/2013.4.1発行 より転載)
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→宣言内容(静岡県ホームページへ)