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男子ごはん第8回:尾崎翼さん(磐田市役所職員)

2013年07月31日

磐田市役所職員尾崎さん磐田市役所国保年金課の職員、尾崎翼さんは、社会人になってから一念発起して公務員試験を受け、3年前に市役所に入りました。現在は一人暮らし。料理も洗濯も掃除も楽々こなすカジダンです。
尾崎さんにとって、料理は忙しい毎日のリフレッシュ。スマホのクックパッドで検索しては、次々新しい料理に挑戦しています。「旬の野菜から探して作ることが多いですね。1週間連続新じゃが料理をしたこともあります。油で揚げないコロッケも作りました。揚げない分パン粉をフライパンで炒って、意外とできちゃいました。美味しかったです」 
今回「おもろカレー」を選んだのは、市役所に入って最初に商工観光課に配属され、2年間「おもろカレー」のPRに係わり、磐田おもろ運営委員会の公式レシピづくりに立ち会ったから。「おもろ」は、豚足のこと。磐田市周辺では、現在茶畑が広がる台地で昔養豚が行われていて、豚足を食べる習慣があったそうです。今でも、居酒屋のメニューや精肉店の店頭に並んでいます。「本当は肉をとった後の骨でだしをとったり、トマトを入れると食べやすくなるんですが、男の料理ですから省いています」 
子どもの頃は、湖西市の湖や山川で遊びまわっていた尾崎さん。母親が「男も料理ができなくちゃモテない」と、マイ包丁を買ってくれて、弟と2人でハンバーグやピラフを作っていました。母は、「おいしそうなにおいがするね」と見守ってくれて、手は出しませんでした。「何度も包丁で手を切ったけど、料理本を買ってきていろんな料理をしていましたね。親戚のおばちゃんが来るとリンゴをむいたりね」 美容院が大好きで、子どもの頃からなじみの店に通っています。「職人さんががんばっているのを見るのが楽しい。みるみる姿が変わっていく。料理も髪切りも魔法みたいだと思います」
 将来家庭を持ったら、料理をする気満々の尾崎さんです。「一人分作るより誰かに食べてもらった方が作り甲斐がありますね。自分らしく、自立している女性が理想です。家事はどっちがやってもいい。一緒にいて楽な人と、のびのび暮らしたいですね」

おもろカレーレシピ(おもろカレー)

おもろ=豚足のことです。
磐田では豚足のことを「おもろ」と呼ぶことがあります

【材料】  4人分
・たまねぎ 1玉
・にんじん 1本
・水    700cc
・カレールウ  100g
・塩・こしょう 少々
・豚足のジュレ おもろ1本分

※豚足のジュレの作り方
豚足を煮込み、カレーに豚足のコクを加えます。
○豚足と豚足が浸るよりやや多めの水を入れて、蓋をして弱火で約1時間煮る
○煮込んだ豚足を鍋から取り出し、小骨を抜く
○骨を抜いた肉を鍋にもどす。
○保管する場合は、パックに入れて冷蔵する。

【作業工程】
1 「鍋1」で豚足のジュレを作る。
2 たまねぎ・にんじんをみじん切りにする
3 作業工程1で切った材料は鍋2でサラダ油を使い鍋で炒める
4 鍋1に水を入れる
5 沸騰する前に「豚足のジュレ」を鍋2に入れる
6 20分程度煮る
7 カレールウを入れる
8 ゆっくりかき混ぜながら10分程度煮る
9 完成