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兵庫県立男女共同参画センター イーブン実地調査報告

2012年04月17日

みなさん、こんにちは~emoji49
今日は、実地調査報告パート3emoji02
兵庫県立男女共同参画センター イーブンについて紹介します。
「あざれあナビ」でも「おんなの防災」のページを作ったので、イーブンでは、阪神淡路大震災があった時のお話を聞かせていただきました。
阪神淡路大震災のあった時は、震災後6日目にセンターを開けたところ、相談が一気に増加。
例えば、震災後、真っ先にパートや派遣で働いていた女性の雇用が切られる、夫婦間の問題など、女性に関わる問題が多く出てきたそうです。
イーブンは、昨年度「母と子の防災・減災ハンドブック」を作成されているので、実物を見せていただきました。

簡易おむつの作り方などが、イラスト入りで掲載されたカラーの冊子で、とても見やすかったですface22
今年度は、この冊子を使って防災に関するワークショップ形式の講座を行う予定とのこと。
地域によってもニーズに差があるので、防災ハンドブックの地域版を作成したり、冊子をもとにアンケートも予定しているそうです。
一つの事業を、その年度だけの事業で終わらせず、次年度にも引き継いで、関連した事業を行っている点が、すばらしいと思いましたface25
この母と子の防災ハンドブックは、イーブンのホームページからも閲覧&ダウンロードが可能ですemoji14
興味のある方は、イーブンのホームページをご覧ください。

 

 

 

 

図書室の取り組みでは、「イーブン保育付ライブラリー」というものを毎月行っていますemoji35

 

 

 

 

 

 

子育て中のお母さんは、本もゆっくり読めないことが多いので、その時間子どもを預かり、お母さんにゆっくり図書室で本を読んでもらうという内容で、毎回大人気だそうです。図書室の隣には、授乳室も設けられており、子育て中の女性が利用しやすい施設となっていました。

 

 

 

 

 

 

センターでの自主事業では、その時々で話題となっているものと結びつけるようにすると、集客率が上がるとのお話がありました。
例えば、NHK大河ドラマ「平清盛」にあわせて、歴史に学ぶ親子の”きずな”講座「平清盛と平家物語の女性たちから学ぶ」を企画したところ、定員の倍近くの申し込みがあり、急遽会場を広げて開催。
また「終活」というキーワードが話題になっていた時に、すぐに関連したフォーラムをやったところ、やはり人気が高かったそうです。
emoji51男女共同参画に関心を持ってもらうために、その時々に注目されているキーワードと結びつけて、講座やイベントを企画し、講座名も工夫するとよいとのことでしたface22
年間を通して、講座・セミナー・イベントの開催数が多く、連続講座や、内容を関連させて次年度も講座を行うなど、積極的に事業に取り組んでいる施設で、実際にお話を伺うことができ、とても充実した調査になりました。