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「子育てにやさしいまちづくりを考えよう」

2012年02月27日

「子育てにやさしいまちづくりを考えよう」

“子育て”についての、不満に思うこと・心配に思うことを政策提言してみませんか?ということで、講座に参加してきました!!

講師は常葉学園短期大学の鈴木克義教授、スペシャルゲストで東静岡駅そばの法憧寺の秋山住職が飛び入り参加してくださいました!
まずは、鈴木教授の講演を聞きました。

今後50年後の人口は3割減少し、年金を支える人の割合も、現在4人:1人に対して1人:1人となること、国の借金は1000兆円を超え、こどもが生まれた時には800万円/1人の借金を抱えていること、現在単身女性の3人にひとりは貧困で生涯未婚率は2割、離婚率は4割となっている。こんな中での、子育ての現状は大変厳しく、保育所は不足し、子育て中の女性は就労ができず、出産して6割が退職する現状であること、教育費はひとりにつき約2000万円かかるが、男性の育児参加はできないのが現状で、週60時間労働を強いられる男性は多く、とても子育ての余裕はないし、育児休業取得率は1.23%という現実を知りました。

先生が見せてくれたビデオの中で、父親の帰りを子どもと待っている女性は、働きたいが保育園に空きはなく、美容院にもいけない状態、ストレスが溜まっていて、小さなことで子どもを叱ってしまうし、虐待する気持ちがわかると語っていたのが印象的でした。

そして鈴木教授から焼津市大井川にある児童センター「とまとぴあ」が紹介されました。この施設は、子育て支援センターと児童館が一緒になった小中高校生が一緒になって遊ぶ姿が見られる複合施設でした。

 

講演の後は、ワークショップです。
鈴木教授からお題が発表されました。

①面積は3000平方メートル
②予算は5,700万円ぐらい
③公園管理は地域住民やNPOで行える。子育て支援もできる公園を考えてと。

4つのグループでそれぞれ考え、発表しました。
○男女の区別のない子どもも一緒に入れる大きな個室トイレ
○雨が降っても屋内で遊べる
○大きな人形に入っていくと食道、胃、腸と体の中を探検できる遊具
○なんにもない芝生の山にトンネルがあるだけでこどもの工夫次第で楽しく遊べる
○災害時にもベンチがかまどになる

いろいろなアイディアが出されました。

ちなみにこの公園のアイディアは東静岡駅近くに作られる公園に反映されるかも知れません。
とても楽しみです!