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【データから見る男女共同参画】~DV・セクシュアルハラスメント関連~

2014年10月09日

【静岡県の男女共同参画の状況~平成25年度静岡県男女共同参画白書より~】
①DV相談件数の推移(県)
DV相談件数の推移(県)
配偶者等からの暴力(ドメスティック・バイオレンス以下DV)に関する相談件数は増加傾向にあります。

平成13年に「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(いわゆるDV防止法)が施行されました。その後、平成16年と平成20年に法律の一部が改正され、生命等に対する脅迫も保護命令の対象となるなど、保護命令制度が拡充されました。このような法律の整備に比例して、相談件数も増加傾向にあります。平成24年度の件数は3,352件で前年度に比べ102件(0.3%)増加しています。

②DV被害者の一時保護件数(県)、保護命令発令件数(静岡地裁)の推移
DV被害者の一時保護件数(県)、保護命令発令件数(静岡地裁)の推移
DV被害者の一時保護件数は横ばい、保護命令発令件数は微増傾向にあります。
県女性相談センターにおけるDV被害者の一時保護件数は、平成16年度の165件が最も多く、その後は増減を繰り返しています。また、被害者の申し立てにより、裁判所が加害者に接近禁止命令、退去命令を発した保護命令発令件数は、平成22年度の87件が最も多く、その後は減少に転じ、平成24年度は52件(前年度比17件減少)となっています。

③DVの経験や見聞きの有無(県)

DVの経験や見聞きの有無(県)
女性の5.0%が過去1年間に「暴力を受けたことがある」と回答しています。
女性の約20人に1人が、過去1年間に「暴力を受けたことがある」と回答していることになり、「テレビや新聞などで、問題になっていることを知っている」と回答した割合は、男女とも7割を超えています。

④セクシュアル・ハラスメント相談件数の推移(県)
セクシュアル・ハラスメント相談件数の推移(県)

セクシュアル・ハラスメントに関する相談は196件で、前年度に比べ140件減少しました。
セクシュアル・ハラスメントの相談件数は、平成15年度以降最多の前年度に比べ減少しましたが、依然として毎年200件前後の相談が寄せられています。

⑤セクシュアル・ハラスメントの経験や見聞きの有無(県)
セクシュアル・ハラスメントの経験や見聞きの有無(県)

女性の4.5%が過去1年間に「セクシュアル・ハラスメントを受けたことがある」と回答しています。
女性の約20人に1人が、過去1年間に「セクシュアル・ハラスメントを受けたことがある」と回答していることになり、「テレビや新聞などで、問題になっていることを知っている」と回答した割合は、男女とも6割を超えています。