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【男女共同参画国際関連情報】第55回国連婦人の地位委員会等について聞く会 (報告)

2012年01月22日

「第55回国連婦人の地位委員会(CSW)等について聞く会」が開催されました。

先日、第56回国連婦人の地位委員会(CSW)開催についてご紹介しましたが、昨年の2月22日から3月4日まで国連本部(ニューヨーク)でおこなわれた、第55回国連婦人の地位委員会の報告がこちらに掲載されています。

日本政府からは橋本ヒロ子日本代表(十文字大学女子学園副学長)をはじめ、NGO代表、外務省、内閣府、文部科学省、厚生労働省、国連日本政府代表部、JICAの計17名からなる代表団が、第55回国連婦人の地位委員会に出席しました。

委員会期間中は、「完全雇用とディーセント・ワークへの女性の平等なアクセスの促進のためを含む教育、訓練及び科学・技術への女性と女児のアクセス及び参画」をメインテーマとして、各国代表や国連の関係機関、NGO代表等によるステートメントの実施、ハイレベル円卓会合や対話型専門家パネルの開催、合意結論や決議についての協議等が行われました。また、本年1月に正式発足した「ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関(UN Women)」の発足記念式典も行われました。
日本のNGO3団体(国際婦人年連絡会、国連NGO国内婦人委員会、日本女性監視機構)は、2月28日、「日本において農村漁業に従事する女性たちのエンパワーメント」と題するサイドイベントを開催しました。(国連日本政府代表部後援)。
橋本日本代表は2月24日にステートメント(英文[PDF形式:93KB]/日本語仮訳[PDF形式:40KB]) を行いました。ステートメントでは、昨年末に第3次男女共同参画基本計画を策定したこと、同計画では、今回のメインテーマでもある「科学技術分野における男女共同参画」等を重点分野として掲げていること、「女性の活躍が、我が国経済社会の活性化に不可欠である」という視点を強調しており、女性の継続就業等に対する支援に積極的に取り組むこと等を述べました。また、UN Women初代執行理事国として、積極的に貢献していく考えを表明しました。