ある日の雑誌担当 司書日記 2022/1/28 【図書室】


今年から始まった「司書日記」。
気になる本の紹介や日々の業務など、あざれあ図書室の司書たちが綴っていきます。

2022年1月28日(金)

雑誌担当になって2年目、次々に届く新しい雑誌の登録に追われる毎日を過ごしています。
毎年、この時期は新年度(4月から)購読する雑誌を決定します。
近年、休刊や廃刊が相次ぐ雑誌業界ですが、今年度、あざれあ図書室で所蔵している雑誌で刊行状態が変化したものはなくホッとしていました。

ところが!
雑誌担当「今年のニュースTOP3」にランキングされるであろう情報は、忘れた頃にやってきたのです。

それは1月14日(金)のことでした
年明け業務のバタバタが落ち着き、日常業務を取り戻していた日のことです。
いつも通り、書店から届いた雑誌を登録しようと、いくつか届いた雑誌のうち、あるものを手に取ってびっくり!
いつもなら、「○月○日号」とあるべきところに、「2月号」と書かれているではありませんか!
なんと隔週発行の雑誌が月刊になっていたのです。
あわてて最新号で確認してみると、巻頭に月刊誌として新しくスタートする旨が記載されていました。

IMG_4715雑誌の名前は『婦人公論』、もちろんご存知の方が多いことでしょう。
あざれあ図書室でも、毎号予約待ちをする方が多い人気の雑誌です。

大正5(1916)年に創刊し106年、これまで1579冊を送り出してきた『婦人公論』は、2022年からサイズが少し大きくなり、文字も大きく読みやすくなりました。

最新号の特集は「自分史上、もっとも幸運な一年に」で、昨年11月に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんの最後の対談も載っています。

落ち着きを取り戻した雑誌担当は、『婦人公論』の予約を受ける際は、お客様に月刊誌になったことを伝えるよう、スタッフ連絡帳に記入したのでした。