MISIAのドレスに思うこと 司書日記2021/7/25 【図書室】


今年から始まった「司書日記」。
気になる本の紹介や日々の業務のことなど、あざれあ図書室の司書たちが綴っていきます。

2021年7月25日(日)

いよいよ東京オリンピックが開幕しましたね。23日の開会式はご覧になりましたか?
国家斉唱をしたのは、歌手のMISIAさん。
歌声はもちろんのこと、着ていたドレスに注目した人も多いのではないでしょうか。
白を基調としたふわふわした印象のロングドレスの裾は、美しいレインボーカラーに彩られていました。

赤・橙・黄色・緑・青・紫の6色のレインボーカラーは、
性的マイノリティの尊厳と社会運動の象徴として、世界中で使用されています。

東京2020オリンピック・パラリンピックには、自身の性自認や性的指向を公表した
約160人のLGBTQアスリートが参加します。
また、大会史上初めて、トランスジェンダーであることを公表するアスリートが、
自認する性別のカテゴリーで出場する大会です。(プライドハウス東京より)

多様性という言葉を体現するようなMISIAさんのドレスには、
アスリートだけではなく、多くのLGBTQ当事者の人が勇気づけられたのではないでしょうか。

2021lgbtpicさて、あざれあ図書室では、8月18日(水)まで
「おしえて!LGBTパネル展」を開催しています。

LGBTについてわかりやすく解説したパネルのほかに、
入門書から当事者の体験・絵本や小説・コミックまで
LGBTについて書かれたおすすめ本や、
当事者団体や行政が作ったリーフレットなどを展示しています。

来年1月まで、静岡県内の公共図書館11館を巡回する予定です。

ぜひ、足を運んでみてくださいね。

>>>「おしえて!LGBTパネル展」の詳細はこちらから