3月の新しい本【図書室】


3月の新しい本がご用意できました!
おすすめの4冊をピックアップしてご紹介します!

1903newbooka  1903newbookb  1903newbookd  1903newbookc

2018年ノーベル平和賞を受賞したナディア・ムラドさんの自伝『THE LAST GIRL 』
戦時下において性暴力は武器であり、女性が“所有物”として扱われる・・・。
彼女自身の壮絶な経験、強い意思と気高い心、そして声をあげた勇気に心が揺さぶられます。

韓国でベストセラーとなっている『82年生まれ、キム・ジヨン』は、多くの女性の人生に立ちはだかる
困難と差別を描いています。あまりに日常的に直面するため、感覚が麻痺し、それが普通になって
しまうほどの絶望は、日本でも共感できる人が多いはず。
この本が社会現象になる韓国を羨ましいと感じてしまうのは私だけでしょうか。

2018年11月に公開された映画の原作『母さんがどんなに僕を嫌いでも』は、複雑な家庭で育った作者が、
母親との関係に向き合い、苦しみながら描いたコミックエッセイ。
親から受けた虐待を乗り越え、許し、自分で人生を掴み取っていく姿に感動する1冊です。

今月は新しい児童書もたくさんご用意しました!
思春期のお子さんがいる人におすすめなのは『いいたいことがあります!』。主人公・陽菜子は、
お兄ちゃんが家の手伝いをしなくてもいいことにモヤモヤする毎日を過ごしています。そんな時、
ふしぎな女の子と出会って・・・。
「子供に対する時には、大人は間違っていることに気付かないこと」に、ドキッとさせられました。

他にもたくさんの新しい本がお待ちしています。
新着コーナーをぜひチェックしてみてくださいね!

>>>今月の新着図書一覧はこちらから