こんにちは。あざれあ図書室です。
インターネットニュースでこんな記事が話題になっているのを御存じですか?
『絵本の世界「ワーママ」いない?多彩な家族、描けぬ壁』(朝日新聞デジタル 8/3配信)
たしかに、記事にあるように、日本の絵本で共働き家庭やワーキングマザーが描かれている絵本は多くありません。
シングルマザーや、養子縁組、ステップファミリーなど、現代のさまざまな家族の姿が描かれた絵本も同様です。
でも、まったくないわけではないんですよ!
あざれあ図書室がコア・コレクションとして集めている“ジェンダーの視点で楽しむ絵本”では、
「ワーキングマザー」「父親の子育て」「シングルマザー」などがキーワードとなっている絵本も収集しています。
今回は、ワーキングマザーが登場する絵本をご紹介します!
●ワーキングマザーがでてくる絵本 (※外国の絵本も含みます)
『いってらっしゃーい いってきまーす』
(神沢 利子/さく 林 明子/え 福音館書店 1983年)
保育園へ行く子の1日の様子が描かれています。
送りはパパが、お迎えはママがしています。
『おかあさんは、なにしてる?』
(ドロシー・マリノ 徳間書店 2010年)
みんなが家にいない間、お母さんはなにをしているの?
職場や家で働くお母さんの姿が描かれています。
保育園でお母さんとバイバイするのがつらい男の子、
でもお昼寝してる時にお母さんが夢にでてきて・・・。
『おむかえまだかな』
(もとしたいづみ/作 おかだちあき/絵 学研教育出版 2015年)
保育園でママのお迎えを待っている女の子、
ママの姿を見つけた時の表情がたまりません。
『こまるなあおとうさん』
(メイール・シャレヴ/文 ヨスィ・アブルアフィヤ/絵 アスラン出版 1994年)
ママはテレビのレポーター、パパは主夫で作家。
はちゃめちゃなパパがにくめない絵本です。
『しげるのかあちゃん』
(城ノ内まつ子/作 大畑いくの/絵 岩崎書店 2012年)
2トントラックを乗り回し、インパクトドライバーもお手のもの。
最高にかっこいいしげるのかあちゃんにホレボレします。
『シャオユイのさんぽ』
(チェン・ジユエン 光村教育図書 2012年)
「今日は 母さんは 残業で遅い」。
夕飯を作る父さんにお買い物を頼まれた女の子のお話です。
『でこあてすりすり』
(朝川照雄/作 長谷川知子/絵 岩崎書店 2007年)
お熱がでた男の子は迎えに来てくれたパパと病院へ行って・・・。
共働き家庭を描いています。
『ぼくのママはうんてんし』
(おおともやすお 福音館書店 2012年)
電車の運転士のママと看護師のパパ。
それぞれの仕事と、家族みんなで支え合う様子が描かれています。
『ママがおうちにかえってくる!』
(ケイト・バンクス/文 トメク・ボガツキ/絵 講談社 2004年)
もうすぐママが仕事から帰ってくる!
パパは夕食の準備で大忙し!協力し合う両親の姿が素敵です。
『ロッテ おひめさまになりたい』
(ドーリス・デリエ 理論社 2004年)
「今日はお姫さまの服が着たい!」
保育園へ行く前の駄々っ子に困ったお母さんは・・・。
そのほかのキーワードの絵本が気になる方は、ジェンダー絵本のページをチェックしてみてくださいね。