11月12日(月)~11月25日(日)は、「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。
女性の約10人に1人が悩み、苦しんでいるドメスティック・バイオレンス。
あざれあ図書室では、ドメスティック・バイオレンスについての本やDVDを数多く所蔵しています。
暴力の被害を受けているあなたやあなたの親しい人が、その苦しみから逃れる助けとなるために・・・。
「女性に対する暴力をなくす運動」期間に合わせ、いくつかのテーマ別にご紹介していきます。
今日のテーマは、「DVと子ども」。
DV家庭で育つ子どもは、児童虐待を受けているのと同じことです。
子どもの視点でDVを描いた絵本や児童書、ケアするための本をご紹介します。
●『虐待とドメスティック・バイオレンスのなかにいる子どもたちへ:ひとりぼっちじゃないよ』
(チルドレン・ソサエティ 明石書店 2005年)
DVや虐待など、家庭で暴力を受けたり目撃したりした子どもたちのために作られました。
暴力が自分のせいではないことを理解し、自分の感情と向き合う方法を伝えます。
●『パパかいじゅう』
(やじまえいこ 文芸社 2008年)
父親が暴力をふるう姿をかいじゅうに例える少女が主人公の児童書です。
学校でも集中できなかったり、いつもおびえてしまう様子が描かれています。
●『DV被害親子のための心理教育ワークブック』
(財団法人こども未来財団 2011年)
DV被害にあった母と子の健康回復のために作成されました。
どんな気持ちだったかを確認しながら、親子で読むことができます。フリガナつき。
●『パパと怒り鬼:話してごらん、だれかに』
(グロー・ダーレ スヴァイン・ニーフース ひさかたチャイルド 2011年)
●DVD『パパ、ママをぶたないで』
(パンドラ 2011年)
DV家庭で育つ子どもの目線で描かれた原作絵本とアニメーション、実話がもとになっています。
誰かに話すことが解決の第1歩であることがわかります。
※「女性に対する暴力をなくす運動」期間のあいだ、図書室内のミニ展示コーナーでは、
ドメスティック・バイオレンスに関する本の特別展示と、
図書室作成のドメスティック・バイオレンス・ブックリストを配布しています。
ぜひ、お立ち寄りください。