働く女性のライフデザイン出前講座を実施しました。

静岡県では、女性がもっと活躍できる静岡県づくりの一環で、就職活動を控えた学生に職業生活と家庭の両立をイメージさせ、働き続ける意識を醸成するとともに、男性の家事参加を促進することを目的として、働く先輩女性のライフデザイン出前講座を実施しています。今年度は、常葉大学、静岡県立大学、静岡文化芸術大学の3つの大学で開催しました。

はじめに、本年度作成した「パートナーとの今と未来を創造する『家事シェアリング』」のパンフレットを活用し、チェックリストに記載しながら、家事シェアリングについて考えを深めました。

講座は、「先輩女性によるパネルディスカッション」、「座談会」の2パートで開催し、パネルディスカッションでは、静岡県内の様々な業種の企業にお勤めの女性に登壇いただいて、就職の決め手や仕事のやりがい・苦労したこと、仕事と家庭との両立など、御自身の経験に基づくお話をしていただきました。

普段なかなか聞くことのできない社会人の先輩のリアルな話に、学生の皆さんは真摯に耳を傾けていました。

座談会では、「何を聞いても構わない、聞きたいことがあったら遠慮せずに聞く」というグランドルールの下、学生の皆さんはグループに分かれて、仕事選びのことや家庭との両立のこと、キャリアのことなど、パネリストへの質問を自由に挙げてもらい、パネリストの皆さんには率直に、また丁寧に御回答いただきました。

参加後のアンケートからは、「何を優先して就職活動をしていくかの参考になった。結婚後の将来像が、具体的に見えました」、「全員がお手本のような就活ができていたわけではないし、なるようになると感じて気が楽になった。その上でやりたいことをやるべきということを聞けて、自信になりました」、「働く上で重要なこと、結婚によっての変化、人間関係で気をつけていることなど、社会に進出していく上で重要なことを、貴重な実体験と組み合わせて話を聞くことができたので、分かりやすく楽しい印象を受けました」など、就職活動や働くことに対して前向きなイメージと自信を持っていただけたことがうかがえ、非常に満足度の高い講座となりました。

【アンケート結果】