取組内容

女性のライフサイクルを考慮した多様な働き方を創出

ワークライフバランスの積極推進で全国的に知られる株式会社お仏壇のやまきは、女性活躍推進に関しても意欲的な企業です。女性社員による会議を毎月１回実施し、決定事項については無条件で採用。時間給社員の５パターンの働き方（高齢者スポット勤務・育児支援勤務・介護勤務・家庭の両立支援勤務・フルタイム勤務）は、この会議から生まれました。各パターン間の移動や時間給から固定給への変更も自由。働き方を決めるのは会社ではなく、働く人であるという考え方が徹底しています。

また、女性活躍というと２０代３０代の若い世代について語られることも多い中、同社では子育てが一段落した４０代５０代も積極的に採用。歳を重ねた女性ならではの生活者の感覚を、接客や提案に活かしています。

休暇取得を制度化し限られた時間で仕事をこなす仕組みを整備

家族の絆に寄り添う業種であるため、社員自身が家族とふれあう時間の最大化が、最高の顧客サービスにつながると認識し、年次有給休暇の取得率９０％以上・月次残業１０時間以内を就業規則に明記。達成できない場合は評価を下げるなど制度面から定着を図りました。同時に、勤務時間の削減を成功させるためにＩＴ化や業務の見直しを行い、無駄を徹底的に排除。さらに全社員の職種の壁を取り払い、多能職化を進めました。

成果

多能職化により女性の目線が社内全体に行き渡りチェック機能が働いたため、生産性と業績が向上しています。様々な先進的な取り組みが各所で高く評価されるにつれて、メディアへの露出も増加。優秀な人材の確保と社員の意識向上につながっています。

※平成２５年度 男女共同参画社会づくり活動に関する知事褒賞受賞