あざれあ図書室:8/13静岡新聞朝刊で紹介!あざれあ図書室通信


8/13の静岡新聞朝刊で、あざれあ図書室通信について掲載されました!
>>>あざれあ図書室通信はこちらから

あざれあ図書室通信は、男女共同参画を身近に伝えるために、毎号さまざまなテーマを取り上げて、
司書のおすすめする本をピックアップして
ご紹介しています。
新聞で紹介されたのを良い機会に、あざれあ図書室通信編集の裏側をご紹介しますね。

あざれあ図書室通信の創刊号の発行は2005年1月
隔月発行を重ね、この8月の最新号で54号になりました。

最近の編集方法は、毎号1人担当制で3人のスタッフが交代で取り組んでいます。
毎年、4月にその年度の大きなテーマを決め、
毎号のテーマはその号の担当者が、
大きなテーマに含まれるキーワードから選びます。

例えば、今年の大きなテーマは「身近な男女共同参画」、
キーワードに選んだのは、「活かそう!地域力」、「働くママ」、「職場のハラスメント」など。
昨年度の大きなテーマは「家族」、キーワードに選んだのは、「母と娘」、「夫婦」、「モラハラ」など。
大きなテーマをわかりやすく伝え、読者の皆様に興味を持っていただけるような
旬なキーワードを取り上げるようにしています。

毎号のテーマが決まったら、それを紹介するのにぴったりな本を選びます。
この本をピックアップするのが、あざれあ図書室司書の腕の見せどころ!
男女共同参画・女性情報の専門図書室であるあざれあ図書室の資料約39、000点の中から、4冊を選びだします。

担当者が心がけているのは、図書室の資料全部の中からそのテーマについての本を選びだすこと。
あざれあ図書室の本は分野別に並んでいますが、紹介する本の分野が偏ってしまわないように
いろいろな棚から本を選んでいきます。
例えば、絵本やコミックを一般書のとなりで紹介したり、キーワードが含まれた小説を専門書と合わせて紹介したり・・・。
この「本を選ぶ」作業までで、図書室通信編集の7割は終了したも同然、じっくり時間をかけて選びます。

さぁ、紹介する本が決まったら、あとは読み込んで紹介文を書くだけ。
紹介文は1冊につき160文字程度。twitterよりちょっと多いくらいでしょうか。
図書室通信を読んだ人が、思わず本を手に取りたくなるような文を目指しています。
それに、1冊ずつひと目でわかる小見出しと、テーマを紹介する冒頭の文章を考えたら、特集ページの出来上がりです。

あとは、「みんなのなんでも質問箱」や「司書のDVD日記」、「ジェンダーの視点で楽しむ絵本」など、
他の連載記事を作成して、レイアウトを組んで、編集後記を書いて、ようやく完成!となります。
担当者以外の図書室スタッフの厳しいチェックを通過したあと、無事、印刷・発行となります。

特集のキーワード選びから完成までは、約1ヵ月くらいかかるでしょうか。
発行月の1日に、あざれあ内や図書室内の特設コーナーに並び、やっとお客様にご覧いただくことができます。

あざれあ図書室通信は、あざれあナビからもPDFでご覧いただくことができます。
100号目指して、これからも皆様に興味を持っていただける誌面作りにはりきってまいります!
お楽しみに!