取組内容
女性経営人材・管理職輩出に向けて女性経営塾などを実施
損害保険ジャパン日本興亜株式会社は、更なる社業の発展のためには社員の約半数を占める女性の活躍が欠かせないと考える企業です。2010年には、「総合職」と「業務職」というコース別人事制度を廃止。国内外を問わず転勤がある「職員(総合系グローバル)」と一定地域内に勤務する「職員(総合系エリア)」に区分し、性別に関わらず活躍できる体制を整えました。また産休や育休の制度整備や、育休者とのスムーズな職場復帰を支援する育休フォーラムを毎年実施するなど、女性が長く働ける環境づくりを進めています。全国の女性営業社員が立ち上げた「reares(リアーズ)」では、テレビ会議や座談会を開催し各部署の取り組みなどを情報交換。女性視点からの意見発信が、業務の改善に活かされています。
また、同社では2020年度末までに女性管理職比率を30%に上げるという具体的な目標を設定。そのために女性経営塾やキャリアアップ研修など、様々な施策で女性社員の能力開発を行っています。更に2016年度からは、女性の営業担当者を専門に指導するナビゲーターを配置。女性社員からも「会社の本気を感じる」との声が多数聞かれました。女性が働きやすい環境を整えるだけでなく、女性が活躍できる力を身につけさせる。同社の取り組みの特徴がここにあります。
シフト勤務やテレワーク、モバイルワークの積極的導入
仕事と育児・介護などを両立させている社員など、様々な背景を持った人材が限られた時間を最大限に活かして生産性を上げることを目的に、働き方変革(ワークスタイルイノベーション)に取り組んでいます。働く場所や時間の選択肢を増やすと共に、モバイル機器などの導入で移動時間の削減やすきま時間の有効活用を支援。また、それぞれの働き方に合わせた8区分の就業時間を設けるなど、「女性が働きやすい会社」から「多様な人材が活躍できる会社」への進化を続けています。
成果
女性のキャリアアップ意識の向上に伴い、女性管理職比率が毎年向上。同時に、女性の活躍が男性社員への刺激にもなり、お互いに切磋琢磨する雰囲気が醸成されました。働き方変革により、生産性の向上と勤務時間の削減が進んでいます。これらの女性活躍推進における先進的な取り組みが各所で高く評価され、2016年には「女性が輝く先進企業」として内閣総理大臣表彰も受けています。
業種 | 損害保険業 |
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従業員数 | 26,380人(男性12,035人、女性14,345人) |
所在地 | 静岡市(本社東京) |