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「滋賀県立男女共同参画センターG-netしが」に行ってきました

2012年04月10日

みなさん、こんにちは~face22
この男女共同参画ポータルサイト「あざれあナビ」も、4月から本格稼働となり、
今までのあざれあホームページから、「あざれあナビ」に完全移行しました。

報告が遅くなりましたが、先月、今後のあざれあナビの運営に役立てるため、
県外の男女共同参画センターへうかがって、実地調査をおこなってきました。
各センターによって、いろいろな取り組みをされていて、大変充実した調査になりました。

今日は、「滋賀県立男女共同参画センター G-netしが」を訪問した際の報告しますemoji02

滋賀県男女共同参画センターは、滋賀県のほぼ中央にある近江八幡市に立地していて、県内のどこからでも、1時間くらいで来館することができます。
地域による距離的差がでないよう配慮して建設地を決めたそうです。
指定管理者制度は導入されておらず、県が直営。
センターで実施する事業に加えて県内にある4つ市のセンターとの連携や支援を行っていました。

「滋賀マザーズジョブステーション」という、全国でも数少ない先進的な取り組みを行っています。
マザーズジョブカフェ、ハローワークや、マザーズ就労支援相談、母子家庭等就業・自立支援センター、託児室が入っており、
就労に関する個別のカウンセリングや講習・訓練等の紹介、職業紹介を行う窓口があります。
就労を希望する女性への情報提供、カウンセリング、講習・訓練等の紹介、職業紹介などに至るまで、トータルサポートができるようになっていました。

若い世代の利用者をどのように増やしていくかということを考え、そのために、いくつかの試みもしていました。
例えば図書室の活用。大学生の研究で、図書資料をうまく利用してもらえるように、大学への働きかけても行っているそうです。

団体で女性史を研究している人がいて、女性史カフェ(ジェンダー研究)をやっており、大学院生で参加している人もいるとのこと。
このような実績からジェンダーをテーマにした県立大学生の卒論発表の会場としても活用されているそうです。

敷地内には「滋賀県婦人会館」から移築した見事な和風庭園を持つ本格的なお茶室もありました。
女性の再就職という課題に対し、積極的に取り組む一方で、滋賀という風土の文化的伝統の厚みを感じさせる施設でした。

G-netしがのホームページはこちら