あざれあ図書室:DVと子ども~女性に対する暴力をなくす運動~


11月12日(火)~11月25日(月)の女性に対する暴力をなくす運動」期間に合わせ、
あざれあ図書室作成の『ドメスティック・バイオレンスBOOKリスト』から、
いくつかのテーマ別にご紹介していきます。

   

今日のテーマは、「DVと子ども」
あなただけでなく子どももDVの被害者です。
子どもがDVをどう感じているのか、どんな影響を受けてしまうのか、
子どもの視点でDVを描いた絵本や児童書、ケアするための本をご紹介します。

●『パパかいじゅう』
 K367.6/ヤジ (やじまえいこ 文芸社 2008年)
 父親が暴力をふるう姿をかいじゅうに例える少女が主人公の児童書です。
 学校でも集中できなかったり、いつもおびえてしまう様子が描かれています。

●『話してもいいのかな?』
 K367.6/ジョ (女性ネットSaya-Saya 2006年)
 DVの目撃は児童虐待にあたります。「夫婦げんか」を自分のせいだと思ったり、
 学校でも遊んでいても落ち着かない気持ちになってしまう子どもの様子がわかる絵本です。

 

●『パパと怒り鬼: 話してごらん、だれかに』
 K367.1/ダレ (グロー・ダーレ/作 スヴァイン・ニーフース/絵 ひさかたチャイルド 2011年)
●【DVD】『パパ、ママをぶたないで』
 V10/パパ/20 (20分 パンドラ 2011年)
 DV家庭で育つ子どもの目線で描かれた原作絵本とアニメーション、実話がもとになっています。
 誰かに話すことが解決の第1歩であることがわかります。

●『DV被害親子のための心理教育ワークブック』
 K367.1/コド (こども未来財団 2011年)
 DV被害にあった母と子の健康回復のために作成されました。
 どんな気持ちだったかを確認しながら、親子で読むことができます。フリガナつき。

●『虐待とドメスティック・バイオレンスのなかにいる子どもたちへ』
 K367.6/チル (チルドレン ソサエティ 明石書店 2005年)
 DVのなかにいる子どもの気持ちがよくわかる本。
 子どもが混乱する自分の気持ちと向き合う方法や暴力から逃れる方法を、
 優しいイラストとともに伝えます。

●『DV・虐待にさらされた子どものドラウマを癒す:お母さんと支援者のためのガイド』
 367.1/バン (ランディ・バンクロフト 明石書店 2006年)
 
 図書室作成の『ドメスティック・バイオレンス・BOOKリスト』は、
 あざれあ1階ロビー、2階ロビー、図書室でお持ち帰り用に配布しています。