1月8日(月・祝)静岡県 日本語 ボランティアセミナー 2018終了

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0108 seminar

子どもからお年寄りまで、さまざまな文化背景をもつ外国人と共に学び、働き、暮らすことが当たり前になりました。外国人にとっては、日本で生活する事情や日本語がわからなくて困る理由、日本語を学びたい目的も一人ひとり違います。多文化共生社会における日本語を学ぶということ、日本語を教えるということについて考えます。
基調講演 10時00分~11時45分
地域を世界にひらく日本語教室21箇条
講師 / (公財)京都日本語教育センター・京都日本語学校 校長 春原憲一郎氏

国境をどれだけとざしても、どんなに高く長い塀をつくっても、ふとまわりを見渡してみれば家族も同級生も同僚も、店員さんも看護師さんもお百姓さんも、外国に多様なルーツをもつひとたちに溢れています。暮らしに根ざした地域社会はすでに世界に開かれているのです。そして地域の日本語教室は来日した人たちが最初に出入りする広場です。地域が世界に発信し、世界とつながる最前線の現場として、日本語教室がどのような活動を具体的かつダイナミックに展開できるのか、みなさんと一緒に考えたいと思います。
参加費:基調講演500円(静岡県国際交流協会会員無料)

参加者交流会 11時55分~12時15分
日本語ボランティアが自分たちの活動内容や教材などを紹介します

分科会 13時30分~16時00分
参加費:分科会500円
A. 地域日本語教室の役割とは
講師 /武蔵野大学准教授 神吉宇一氏 + 地域日本語教室発表者3名

地域における日本語教室には、社会的にどのような役割があるのでしょうか。「日本語教室」というからには、日本語を教えることがその役割だと捉える方が多いかもしれません。ですが、本当に地域の日本語教室の役割はそのようなものなのでしょうか。大切なのは、日本語を教えることではなく、日本語を学ぶことではないでしょうか。学ぶためには、地域に開かれた「場」としての教室と、学ぶのを支えてくれる理解者が必要です。このような観点から、地域の日本語教室について考えてみたいと思います。

B. 外国人の子どもが置かれた現状と課題とは何か
講師 / 愛知淑徳大学准教授 小島祥美氏

公立学校における日本語指導が必要な外国人児童生徒数は年々増加しています。2016年度の文部科学省の調査結果によると、静岡県は全国第4位(2,673人)という状況です。そこでこの分科会では、地域に暮らす外国人の子どもたちが抱える問題を理解し、地域日本語教室(日本語ボランティア)の立場から具体的な行動(子どもとその保護者へのサポートの実行)へとつなげることを目標に進めていきます。「私のできるサポート」について、参加者の皆さんと対話しながら、一緒に考えていきましょう。

C. 外国人が日本で暮らすということ -当事者の声を聴こう-
講師 / 静岡文化芸術大学副学長 池上重弘氏 + 外国人発表者3名

この分科会では、生活者としての外国人から見た日本語学習の壁について理解したうえで、その壁を越えて日本語習得に至る過程で日本語ボランティアが果たしうる役割について考えます。定住外国人の第二世代として子どものときに日本語をゼロから学ぶ経験をした大学生、結婚を機に来日し、子育ての面からも日本語でのやりとりが必要不可欠であった日本人配偶者、そして正社員として働く生活の中で日本語を上達させ、新たな人間関係づくりに努めている定住者を招き、それぞれの立場から日本語および日本語学習について語ってもらいます。

チラシPDFファイルPDFファイル
主催 (公財)静岡県国際交流協会
対象 どなたでも
日時 2018年1月8日 (月・祝)10:00~16:00
場所 静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」(静岡市駿河区池田79-4)
申込方法 静岡県国際交流協会のホームページからお申込いただけます。電話やファックスでお申し込みの場合は、次の内容をご連絡ください。
1. 氏名、2. 住所、3. 基調講演参加の有無、4. 出席希望の分科会
基調講演、分科会とも先着順で受け付けします。
基調講演のみ、分科会のみの参加も可能です。
連絡先 静岡県国際交流協会
住所:〒422-8067 静岡市駿河区南町14-1 水の森ビル2階
電話番号:054-202-3411
ファックス番号:054-202-0932
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