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株式会社ソフテック【男女共同参画宣言事業所・団体の取組み紹介】

2012年03月26日

株式会社ソフテック常務取締役 伊奈春雄さん ソフテック(本社・長泉町)は最新の情報技術を駆使し、高品質のソフトウエア開発を基盤に業務分析から保守、運用までトータルなITソリューションを展開する会社です。仙台にも営業所があり、社員は61名(うち女性16名)です。
「現在、女性管理職はおりませんが、今後は管理職ポストにつく人材が出てくれればと考えています。全員が技術職ということもあり、男女の意識なく仕事をしています」と伊奈常務取締役。また「企業は人財」と考え、社員のテクニカルスキルやマネジメントスキルなどのヒューマンスキル向上のための資格取得を支援し、外部研修、セミナーなどへの参加も推奨しています。
地元への貢献はもちろんのこと、会社の認知度を上げたいという本音もあった宣言事業所への登録ですが、宣言事業所になってからは、県などの案内・広報物を社員に配布し、また、企業向けセミナーや講演会にも積極的に参加するなど、企業として社会情勢や他社の取り組みなどを知る機会に役立てているそうです。
産休・育休については「法に定められた制度は整備してあり、産休後復職している社員もいます。小さい会社なので何かあれば臨機応変に対応したいと思っています。技術の進歩は早く新しいものに取り組む一方で、古いものを維持していくことも必要。過去のノウハウや旧システムを熟知している社員は貴重な存在です」と。ベテランを含め、女性社員が復帰する環境は整えられていると感じました。
また、給与や待遇、仕事上の改善点など職場環境について話し合う代議員制度があり、社員側4名(うち女性1名)と会社側が仙台営業所も含めテレビ会議を月1回ほど開催。両者の関係が良好であることがうかがえます。昨年6月には、異業務の社員で編成したチームで行う「私の提案」制度を設け、採用された企画には「金一封」を出すことに。この制度は、社員のモチベーションを上げるとともに、良い企画は会社側にとっても利益につながるものとして評判は上々だそうです。
今年、創立20周年を迎えることを機に、社長から『ソフトウエア開発能力』『マネジメント能力』『英語力』という3点の重要課題が社員に与えられました。「男も女もなく実力」で「全社一丸の取り組み」に、社員全員が会社を盛り上げていくのだという意気込みが感じられたインタビューでした。

(取材:長泉町生涯学習課 栗田陽子/あざれあ交流会議副代表理事 大川須津子)

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