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株式会社 共立アイコム【宣言事業所取組み紹介】

2015年10月07日

■『情報価値創造業』として無から有を創造する
昭和29年(1954年)、町の印刷屋として出発した株式会社共立アイコムは、現在、『情報価値創造業』という位置づけの元、紙媒体の情報(総合印刷)のほか、ウェブ制作やシステム開発、イベント等様々な分野に事業を広げることで成長している。
最近では、「和紅茶」というブランドを世の中に発信していくため、「世界和紅茶会議」の事務局を担い、地域の活性化のために何ができるかという視点から、茶業振興という切り口でアプローチしている。また、毎年「富士山コスプレ世界大会」を実施し、静岡市清水区の清水駅前銀座商店街を活性化するためのイベントにも取り組んでいる。
「当社の良いところは、社員のアイデアが事業として形になりやすい環境があるところです。」と、人事部長の鈴木聖子さんは語る。
ディレクショングループ
女性社員が活躍する本社ディレクショングループ
■社員のワーク・ライフ・バランスに考慮した制度を導入
本年度、男女共同参画推進に関する取り組みが評価され、知事褒賞を受賞した。授賞理由として、男性も育児休業を取得しやすいよう短期育児休業取得制度(有 給)の創設や、短時間勤務制度と時差出勤制度等を整え、継続就業しやすい環境を整備したことなどの取り組みが挙げられる。
ディレクショングループの鈴木ひろこさんは、今年育児休業取得後復職し、短時間勤務制度を利用し就業しているデザイナーだ。共立アイコムでは、社員の育児 休業後の職場復帰を推進し、復帰後も社員のワーク・ライフ・バランスを考慮した制度を複数用意していて、気兼ねなく利用できる環境がある。
鈴木ひろこさん
ディレクターの鈴木ひろこさん
■共立アイコムの目指すところ
今回お話を伺った人事部長の鈴木聖子さんは、社内に3名いる女性管理職のひとりだ。人とかかわる人事労務の仕事に携わりたいと、社会保険労務士の資格を取 り、11年前に共立アイコムに中途入社した。入社翌年、管理部人事総務グループ・リーダーとなり、その後、次長、人事開発室室長を経て現職に就く。
鈴木さんは、「人事の仕事の面白さは、いろいろな人と関わることができること。会社や公的制度、他の事例や考え方を知ることで、選択肢が増えることも多 い。人事という仕事を通して、様々な角度から従業員をフォローできるのがうれしい。」また、「当社が求める人材は、世の中のいろいろなことに興味を持てる 人。若い世代の中には、新聞を読まない、テレビも見ないという人が多い。今、世間で何が流行っているのか好奇心を持つことが必要。」と語る。今後の課題 は、「当社には、育児休業を取りやすい環境がある。女性が育児休業後就労を継続していくことに実績も出ている。これからの課題は、リーダーになるような女 性を育てること。営業や製造など男性社員が多い部署に女性の管理職が出てきている一方、女性社員が多い部署に女性の管理職がいない。どうしたら女性のリー ダーを育てることができるのか、現在様々な取組みをトライ中。」と語る。
8月末に「女性活躍推進法」が成立し、企業内での女性登用の加速化が望まれる中、共立アイコムも新たな女性リーダー育成に向け、動き出している。人事部長の鈴木聖子さん事部長の鈴木聖子さん

【所在地】
〒426-0041 藤枝市高柳1丁目18-23
【事業内容】
マーケティングリサーチ、セールスプロモーション、ロジスティックス、コンサルティング、オフセット印刷、CI企画、出版物の編集、イベント企画、ダイレクトメール、情報処理サービス、マルチメディアコンテンツ制作、販促用品の販売
【社員数】
男性96名、女性49名、合計145名
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