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【特集:男性の育休②】上司の意見!阿部征治さん(ヤマハ株式会社)

2016年04月07日

阿部征治さんは「特集:男性の育休①」でご紹介した、柳川さんの直属の上司で、柳川さんと共に、電子ピアノの開発とマーケティングに携わっています。阿部さん自身も4年前に3週間、育児休業を取得した経験があります。

●育休を取得しやすい企業風土
ヤマハでは、2005年に初めて男性社員が育休を取得して以来、これまで53人の男性社員が育休を取得しており、平均約1か月間、最長で216日間の取得実績があります(2016年2月時点)。当社で男性社員が育休を取りづらいという環境はないと思います。
社内のイントラサイトでは、両立支援制度・申請方法などの情報が公開されています。そこでは、過去の育休取得者を始め、これまでのキャリアや働き方についての社員インタビューも掲載されており、社員が自由に閲覧できるようになっています。
育休に限ったことではないですが、当社では、いろいろな場面において、意見が言いやすい風通しの良さがあり、例えば商品を作る時など様々な場面で、社員の提案で何かが起こりやすい風土があると言えます。楽器を作っているという会社の性質上、働き方を含め、社員の考え方が堅苦しいと、面白い商品は生まれないのではないでしょうか。
阿部さん
●育休は家事に参画するチャンス!
一定の期間、家族と朝から晩まで向き合うということは、人生において退職するまでなかなか難しいでしょう。それが、あるタイミングで、会社からも国からも公式に認められるのが、育休という制度とも考えられるのではないでしょうか。この機会を、メリットとして積極的に活用してみるべきだと思います。
育休はうまく家事に参画するチャンス。完璧にやらなければいけないとか、多大な貢献をしようとか、頭でっかちに考えないで気負わずにできることから楽しみながらやってみることが大事なのでは。実際にアクションを起こすことで、自分の家事に対する考え方や父親としての意識を変えていくことができると思います。