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女性市長対談「柔軟な発想で市政へ」【事業実施報告】2013年8月12日(月)

2013年08月20日

あざれあ 女性市長対談「柔軟な発想で市政へ」【女性と政治参画】
2013年8月12日(月)静岡県男女共同参画センターあざれあにて、女性市長対談を開催。

今年、静岡県内に2人の女性市長が誕生しました。
4月の市長選にて初当選 伊豆の国市長 小野登志子さん(69) 県内初の女性市長
5月初当選 島田市長 染谷絹代さん(59)
2013女性市長対談今回は、2人の女性市長と、コーディネーターに県立大教授の犬塚協太さんをお迎えし、それぞれの市長が市長選に出馬した経緯や動機について講演していただき、「女性と政治参画」をテーマに対談を行いました。

★全国都道府県別 市区町村数=1,742(2013年1月1日現在)
★うち女性首長数
→都道府県知事3人、市長14人、特別区長2人、町長・村長5人(2013年8月1日現在)

小野市長 「首長にならなければ、思うように政策を進められない、問題を解決していく事ができないと思い、出馬した」
「いのちを守りたい、赤ちゃんからお年寄りまで」のスローガンをたててやってきた。
「市長が女性であるかどうかが話題にならないくらい、男女ともに活躍できる場になることを期待する。」
「上意下達ではなく、下意上達の社会になることが大切」
女性が意思決定の場で活躍するためには、パワーハラスメントに負けない強い精神力を培ってもらいたい。
染谷市長 「女性ならではの価値観や特長を社会の中で発揮していくことも大切。今後の市政運営に生かしていきたい」
「これまでも男女共同参画にいろいろな意味で関わってきたが、市長になって世の中がこんなにも男性中心の社会だったのかと気づいた」
「女性の発想には、共感力、受容力、包容力など男性にないものがある。世の中を変える大きな原動力になりうる資質だ」
「女性の市長を増やしていくには、ロールモデルが必要。」次の世代を作る環境を残す
女性ならではの施策が望まれている。一期では自分の政策ができない、二期目からが勝負。
女性であるだけで目立つのも現実。
理論武装と論理的思考の訓練が必要。

女性市長対談 会場【対談より】
コーディネーター:犬塚協太(県立大教授)
女性の成長戦略・・・アベノミクスのテーマ。女性こそ、まだ生かされていない資源ではないか?女性の活躍の場とはいうが、戦略の手段になってるだけでないか?など、熱く対談が行われました。

〈この二人を先達として女性の首長が増えるには?〉
小野市長
①目指す人への提言は、幅広い勉強をすること
②パワーハラスメントに負けない強い心、精神力
③是非子育てを終えてから入っていただきたい

染谷市長
諦めないここと、くじけない強い心、ぶれない信念を持つ。
知識と情報量が必要。ロールモデル・・・目指すものを具体的にイメージする
声をかけてもらえるということは、認められているということ。一歩踏み出して!

〈政治の世界を目指す女性への助言〉
小野市長
「幅広い教養を身に着け、周囲の嫌がらせに負けない強い精神力を培って欲しい」

染谷市長
「ぶれない信念、あきらめない心、熱い志。的確な判断をするには、知識と情報量も大切。女性の活躍のためには、一歩踏み出してみる勇気も必要」