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長田きみのさん(株式会社 セイセイサーバー代表取締役社長)【地元のハンサムウーマン~地域力を高める女性たち~】

2018年04月05日

★創立53年目、より快適な環境を社会へ
静岡県男女共同参画センター・あざれあの設備保守管理を担う㈱セイセイサーバー。センター来場者に気持ちよく安全に施設を使ってもらうため、建物の機能維持管理に日々いそしむ。創立当初から、障がい者や高齢者など社会的に弱い立場の人たちも、社会の一員として自分にできる仕事をしながら自立し、貢献できるような仕組みをつくり、障がい者の自立・就労支援や高齢者の雇用を積極的に行っている、社会福祉の理念をとても大切にしている企業だ。
長田きみの さん
長田きみのさんは、昨年(平成29年)4月、代表取締役社長に就任。セイセイサーバーの創立理念を受け継ぎつつ、約360人の従業員を束ね、全従業員一人ひとりがそれぞれの現場でそれぞれの能力を発揮できるよう、組織の整備や変革に力を注ぐ。
「当社のような仕事は人ありき。一人ひとりの従業員の個性・特性を業務に活かしてもらえるよう、できるだけいろいろな意見を取り入れ、また提案制度を導入するなどモチベーションを高める努力をしています。私はこの会社を大きくするのではなく、強くしたいと考えています。景気などの外的要因によって左右されるのではなく、どんな環境にも適応できる強い企業。それは、従業員一人ひとりの仕事に対する向き合い方によってつくられると考えます。そのためにできるだけのことをしたい。社長としてのやりがいは、自分のためではなく従業員のために働けるということ。ひとのために働ける醍醐味、喜びを社長になってから感じています。先々代、先代と高齢者雇用、障がい者支援を通して社会貢献理念を育んできた当社は今、地域への貢献を理念のひとつに加え入れ、静岡市清水区の清水駅前銀座商店街に日本酒専門店を出店。地域に根差した活動で、地域の人々と共に清水のまちや商店街を盛り上げていきたいと考えています。私にとって、働くことは心を高めること。日々さまざまな難題と向き合いますが、乗り越えられない壁はない、と毎日ポジティブに取り組んでいます」
アウトドアが大好きで、キャンプが趣味。雨や雪など悪天候下のキャンプにがぜん燃えるタイプ。選択に迷う時、困難なほうをあえて選んでみるというのが人生訓。すでに引退の時期を決め、それまでは会社のために突っ走ろうと覚悟を決めた。