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身近な地域の女性たちの人生を知る!「しずおかの女たち第9集」の紹介

2016年03月24日

しずおかの女たち第9集静岡女性史研究会が編集した「しずおかの女たち第9集 特集~国境を越えた女性たち」が、2016年3月に刊行されました。
静岡女性史研究会とは、静岡県の女性史の聞き書きを行っている、地域のグループの一つです。これらの聞き書き集を読むと、教科書や一般の書店に置いてある女性史、歴史の本では知ることができない、私たちの身近な地域の女性たちの人生を知ることができます。地域発の注目の一冊!!是非ご覧ください。

地域に生きた女性たちを綴り続けて39年。第9集では、国境を越えた女性たちにスポットライトをあてました。
中国残留孤児となって壮絶な人生を送り、ようやく日本へと帰国を果たした女性。中国残留孤児の夫とともに来日し、日中の架け橋になろうと奮闘する女性。国境を越え、力強く生き抜く女性たちの姿を綴っています。
そして、静岡に生きる人間として決して忘れてはならない、ビキニ環礁での被ばく事件。本人は、家族は、その後どのような人生を送ったのか。
同時に、戦後70年を杉田今、戦争を体験した人々の証言を後世に残していくことも、急務となっています。今回は、3名の女性の体験を綴りました。
「聞いて書くこと」に真摯に向き合いながら、綴り挙げた一冊です。女性史に取組んできた人々の想いを、そして女性史の醍醐味を、ぜひ体感してください。

※「しずおかの女たち」はバックナンバーを含め、あざれあ図書室でも所蔵しています。ぜひご覧ください。
編集:静岡女性史研究会
お問い合わせ:(担当 大塚)TEL/FAX054-270-8062
※県内の書店、アイセル21喫茶部にて販売しています。
チラシPDF
しずおかの女たち